審美歯科の魅力に迫る
現在、日本では脳硬膜によるヤコブ病の発生から薬事法がかなり厳しくなっています。
実際に数十年前では口腔外科の手術にも脳硬膜が使用されていたぐらいです。 日本での新たなる生体材料の認可は治験をいくども繰り返し行ってはじめて提供されるのです。
このように皆さんが先進的な治療を受けるまでには、かなりの年月が必要となります。 インプラント埋入患者さんは60歳という若い年齢にもかかわらず、多くの上あごの歯を喪失していました。
また、インプラント治療を希望される部位には2mmほどの骨しかありません。 この症例は、大学病院ですとまず、腰骨の移植がチョイスされるケースです。
そこで、インプラント治療の前に下あごの一部の骨と多血小板血策(PRP)と骨移植材をもちいて上顎洞挙上術(サイナスリフト)の見学会です。 全国各地から医師が参加していました。
皆さんにはどこまで開業医レベルで行われているのかをご紹介したいと思います。 この手術のポイントはいかに上顎洞粘膜を破らないかと充分に鼻側、口蓋側と歯槽側を剥離できるかにかかっています。
静脈内鎮静法をもちいて、局所麻酔下でおこないました。 困難だった点は、手術中に上顎洞内に隔壁が存在していることがわかり、隔壁をいかに対応するかがポイントでした。
すなわち隔壁の付近に2カ所の骨切りを行うか、あるいは一つの骨切りで対応するかです。 また、多くの臨床経験豊富な先生方をお招きしてのライブ手術ですから失敗は許されません。
術中は、上顎洞粘膜が呼吸とともに可動することを確認して隔壁の骨を慎重に削除しました。 その後は再生治療を応用した骨造成術を行いました。
術後2カ月が経過していますが何ら問題ありません。 画像解析ソフトで解析診断が可能ですが、上顎洞粘膜の厚みや隔壁の状態までは診断できませんし、手術範囲に細い後上顎歯槽枝が存在することもあります。
今回の患者さんやそのご家族もここまで歯科医療が発達していることに非常に感激されました。 私としては、インプラントの埋入が楽しみです。
うつらうつらしているあいだに終わりに近づいていたので、とても気が楽でした。 音は気にならず、夢のなかでやっている感じでしょうか。
怖さはまったくなかったです。 今回、インプラントをしようと思ったきっかけは、前歯の八重歯のところに膿がたまったのでかかりつけの病院で治療を行っていました。
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